尾形夏実

乳児食育支援協会 代表
看護師

尾形夏実

みなさんはじめまして。乳児食育支援協会 代表の尾形夏実と申します。

私は2009年に看護師国家資格を取得し、現在も看護師として働く傍ら、第一子を出産した2019年に赤ちゃんが主体的に離乳食を進めていくBaby-Led Weaning(赤ちゃん主導の離乳)に出会いました。

Baby-Led Weaning(以下BLWと記載)を娘に実践していく中で、赤ちゃんの本来持っている「自分で育つ力を引き出すことの大切さ」と「赤ちゃんの食べる意欲を育むことの大切さ」を身をもって実感しました。

2019年より、BLWの普及啓発活動を開始し、2020年には「BLWをはじめよう!」(原書房)を出版、今日まで数多くの保護者や国家資格を持つ支援者のサポートや講習会、学会でのワークショップ等を行っております。

また、オーストラリアで行われた、赤ちゃんと子どもの摂食のためのSOSアプローチメインカンファレンスに参加し、現地の子どものための摂食セラピーを専門とする施設にて見学をさせていただく等、海外での学びも深めてきました。

SOSメインカンファレンスの様子

シドニーにある子どもの摂食セラピー専門施設 kids feeding specialists

このような活動をする中で、日本では多くの保護者が離乳食で悩みを抱えているにも関わらず、離乳食を専門的にサポートできる支援者が圧倒的に少ないという現状が一向に変わらないこと、そして、そもそも離乳食の専門家と呼べる職種が存在しない現状を、早急に解決すべきであると感じました。

そしてもう一つ、実際に子育てをしている保護者はWebサイトやSNSを通して離乳食に関する情報を収集していますが、SNSでの情報は信頼性に欠けるものや、アップデートされていない情報も多くあり、保護者が正しい情報を得るのがむずかしいのも大きな課題であると考えています。

こういった課題を解決すべく、当協会の設立に踏み切りました。